雅楽楽器の一つに篳篥ヒチリキという楽器があります。演奏では主旋律を担当する楽器で本体は煤竹に樺を巻いて漆でかためてあります。それに葦で作った舌とよばれるリードを差し込み音を奏でます。舌は一つ一つ手作りで演奏する方が作りますが、ちょうど良いのができてもそれを使い続けることはできません。使っていくうちにだんだんヘタっていき音色が悪くてなるからです。そうなるとまた新たに作ります。
その舌の材料である葦が危機的な状況に陥っています。
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以下は、
元東京藝術大学非常勤講師
雅楽協議会「雅楽だより」編集担当の鈴木治夫氏のFacebookよりいただきました。
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